ユスリカができるまで(2)ーチラシができるまでー


こんにちは。川名です。

ユスリカができるまで。前回は台本を書き始めるまでのことを書きましたけど、今回はチラシのことをこの避難所につらつら書きますね。東京夜光の本公演「ユスリカ」に少しでも興味を持っていただけたら。


東京夜光のフライヤーデザインは平崎絵理さんという方にいつもお願いしています。

多分ですけど、東京夜光の場合、最初に方々に送る企画書の文言等々、一応僕が書いていて、なのできっとイメージの初だしというか、最初に「こんな作品つくりたいです」って誰かに言うのは企画書になると思うんですけど。

とは言え、面と向かって最初にイメージを話すのは、僕の場合、チラシデザインをしてくださる平崎さんになるわけで。


あの、正直なところ、恥ずかしいんですよね、というか緊張するというか、誰かに「こんなものつくりたい!」って言うのって。場合によっては、口に出さずとも「それ、面白いの?」って顔されることだって想定するわけですし。だから、「はいはい、つべこべ言ってないで発表しますよ!」ってなるまで、あんまり人に話せない。

で、一人悶々と持ってるイメージのかけらみたいなものを、誰にも話せないままチラシの打ち合わせに向かうわけです。


ちなみに、先に前回公演「世界の終わりで目をつむる」の時のお話から。

前回は台本はすでにあったわけです。2年書き溜めてたから。で、話してるうちに、というか、今思えば、平崎さんとの打ち合わせは外から見たらほとんど世間話です、多分、台本のこととか、そのとき思ってることとか、ざっくばらんに喋り、あーなんか、世界の終わりって”曇り空”なのかも的な話になって、最終的にデザインしていただきました。緑の丘の上に曇り空。あ、ここがイメージする世界の終わり、ってなったわけです。

このイメージは、結果的に、稽古で演出していく時の、一つの指針にもなりました。「世界の終わりで目をつむる」では、狭い空間に、何本もの柱をたててさらに狭く空間を使って、その柱が一本一本取れていくという演出をしたんですが、その柱の色を決める時、舞監さん、演出部さんと、あ、これかねぇ、と3人でチラシをマジマジと見て、結果的に、真っ白ではなく、少しくすんだクリーム色になったのでした。

こんなこと、細かすぎて誰も気づいてないかもですけどね、あたしたちそういうの生きがいにやってるところあるっす。


さてさて。で、「ユスリカ」。

今回も例に漏れず、2、3時間、外から見たらずっと雑談だったと思います。

もはや、台本もこれから書くので、自分の引き出しを整理しながら、ときには全然違う方向から喋りますし、でもどこにも行き着かない、それはお互い。

それで、公園で撮ったユスリカの映像をマジマジと見ながら、イライラ、もやもや、ゆらゆら、みたいな話になって、それから色々やりとりを重ねて、あのデザインをつくっていただきました。


逆光の奥の楽しげな人混みと、たゆたうユスリカの文字。


あの、はしょりすぎましたね。

ごめんなさい、考えてみたら、まだ作品できてないから言えないこと多い。じゃ、書き始めんなよ!あ、でも雰囲気だけでも味わっていただけたら。


最近、演劇界の集客のこと、話題になっておりますが、小劇場って、宣伝方法が紙のチラシに偏ってる気もして、でもそれは悪い意味もあればいい意味もあって、やっぱり、演劇を観に行った時の開演前にパラパラと折込を漁って、あ、なんかいいっ、ってときの高揚感って好きで、だからこそ、つくる時、毎回、力入っちゃいますよね、なんだか。


ぜひ、「ユスリカ」のチラシ、お手にとってみてください。

ではでは。


(川名)

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